能登の震災はひどいですね。
被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。
最近お見えになられた方で、佐渡沖の震度4の揺れ以来揺れの不安や、どこのチャンネルを回しても
地震の事ばかりをやっていて、最近あまりよく眠れなくなったということで来院された方がいらっしゃいました。
その方は以前いらしたときもやはり首の方まで凝っていたのですが自覚としてはなかったようです。
腰の方がひとまず落ち着いた様でしたので、とりあえずお休みしていたのですが、今回のようなことがあり、
緊張でよく眠れなくなりそのような状態になったのではないでしょうか。
私は、その状態が進んでくると腰を中心にして、腰から下の方へと移っていくものと、
逆に昇っていくものもあるのではないかと思っております。
このように思っていますので、昔の鍼灸(しんきゅう)の本の中でも行っているように
右に反応があれば左を、上に反応があるときは下に施術する。と言う様に
私は、足の先から施術をしていくのかなと思います。
それに現代の解剖学の本の中でも書いてあるように、お医者様が注射で星状神経節ブロックをし、
全身の交感神経の緊張を緩めるため為に使っている、星状神経節と言うところが第6頚椎のあたりにあります。
そこを緊張させてしまうと、自律神経系の交感神経がなかなか副交感神経に切り替わらなくなってしまいます。
この様になると、ほぐれていくのに何年もかかることがあるのですが、先ずは足の方から腰を緩めていき、
次に背中を緩めていき、首の付け根にある腕神経叢を緩めていき、それから首凝りへと進んで行く方が良いという思いで施術しております。
それには2~3年の時間がかかってしまいます。(これはあくまで私の経験則申し上げております。)
以前にも書きましたが、このような状態ですと頭のほぼ中心にある脳下垂体にも
ストレスがかかっていることがありますので本当に気持ちがいい施術も必要になってくるのではないでしょうか。
*これはあくまで私の個人的な見解や今までの経験をお話ししておりますのでお含みおきください。