木漏れ日新聞
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、
体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、
頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。
Ⅰ度(現場での応急処置で対応できるような軽症)、
Ⅱ度(病院への搬送が必要となる中等症)、
Ⅲ度(入院が必要性となる重症)に 分類されます。
もし、なっている人を見かけたら、日影があったらそこに移動して、
衣服を緩め、水分を少しずつ与えてください。
意識がもうろうとしているようなら救急車を呼んで、
できれば脇の下、首回り、鼠径部などを冷やしてください。
そうそう、鼠径部と言えば、お尻にバスタオルを入れて、腰を浮かせた状態で、
鼠径部の付け根の方ではなく、外側に近い方を指で押して、
膝の内側に響くようでしたら、膝が気になっていてももしかすると
腰も悪いということもあるかもしれません。
又、厚生労働省のホームページでは熱中症対策、コロナ対策を載せてます。
要約すると、マスク着用により熱中症のリスクが高まります。
マスクを付けると皮膚からの熱が逃げにくくなり、
脱水に気づきにくくなるそうです。
高温や多湿ではマスク着用は、熱中症のリスクを高めるので
マスクを外せる環境でしたら外しましょう。とのことでした。
では、どんな事がそれにあたるかと言えば、
室外で人との距離が2メートル以上開いていることが良いそうです。
ある研究によれば湿度が高いとエアゾール化しにくくなるといわれていますが、
マスクをしているとどうしても口呼吸となってしまいます。
そうすると本来は鼻の粘膜でこされるウイルスが直接肺まで行ってしまいます。
又、水分補給は水1リットルに塩分1~2g入れた方が良いですよ。
この時期体が汗をかく準備をしてあげて、来る本格的な夏に備えるため、
運動や入浴で汗をかく練習をされるといいですよ。
湿気が多いと汗をかく体質になっていたとしても湿度が高いと
発散できずに体に熱がこもりがちになり、体温を汗で逃がしにくくなります。
特にベビーカーの中の赤ちゃんは、地面に近いこともあり、
又、赤ちゃんを日差しから守るフードが逆に下からの照り返しで35度にも
なりと言っており、熱中症のリスクを高めたりしますのでお気を付けください。
ベビカー用扇風機もあるのですが、製品評価技術基盤機構(ナイト)によれば
製造元がわからない粗悪品で爆発するという事故が起きているそうですのでお気を付けください。
少し大変ですが、リチュウム電池ではなく、
乾電池のものの方が良いのではないでしょうか。
それと赤ちゃんは、まだ体温調整がうまくないので、
当て続けないようにご注意ください。
ネットが使えるようでしたら、環境省の熱中症のアプリやメールサービスもお使いください。
気象庁のホームページを見ると、空調服や塩昆布でミネラルや塩分を補給しましょう。
ということも書いていましたので、参考にしてみてください。
それでは今日はこの辺で失礼します。
この時期、自律神経が乱れがちになります。
その時は、丹田を練るというようにその場所が太陽神経叢と言って
副交感神経が集まっているところですので温めて頂くと良いですよ。
もちろん腰痛の緩和にも。
佐藤針灸マッサージ治療院院長 佐藤勝芳